74人が本棚に入れています
本棚に追加
甘い物苦手………
全然考えてなかった!
そんなぁ~……
一気にテンションが山の上から海の底に沈み込んだ。
ううん。もはや海の底ならぬ地中だわ。
急にどんよりする私。
きっと漫画なら頭上に縦線はいりまくり。
「鬱陶しいわね。アンタのその簡単にあがりさがりするテンション、まじでナイわ……」
ハァ~と溜め息まじりに言われてしまった。
うぅ~。
更にへこむ~。
でも、ほんとに甘いの苦手だったら、お礼どころか嫌がらせじゃないのよ。
私の考えなし!!
「まぁ、本人がほんとに苦手か分かんないんだし、案外好きかもしれないじゃん?
それに万一苦手だったとしても、誰かにあげてたりするわよ、きっと。」
再び、麻由様のお言葉。
まぁ……もうあげちゃったし、時間はもどんないし……
「そだね………」
アハ、アハハハ…
と虚ろな笑い声をたてながら、まだどよんとしてる私を麻由は心底気味悪そうに見ていた。
ヒドイわ、麻由。
、
最初のコメントを投稿しよう!