熊クンに会った

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甘い物苦手……… 全然考えてなかった! そんなぁ~…… 一気にテンションが山の上から海の底に沈み込んだ。 ううん。もはや海の底ならぬ地中だわ。 急にどんよりする私。 きっと漫画なら頭上に縦線はいりまくり。 「鬱陶しいわね。アンタのその簡単にあがりさがりするテンション、まじでナイわ……」 ハァ~と溜め息まじりに言われてしまった。 うぅ~。 更にへこむ~。 でも、ほんとに甘いの苦手だったら、お礼どころか嫌がらせじゃないのよ。 私の考えなし!! 「まぁ、本人がほんとに苦手か分かんないんだし、案外好きかもしれないじゃん? それに万一苦手だったとしても、誰かにあげてたりするわよ、きっと。」 再び、麻由様のお言葉。 まぁ……もうあげちゃったし、時間はもどんないし…… 「そだね………」 アハ、アハハハ… と虚ろな笑い声をたてながら、まだどよんとしてる私を麻由は心底気味悪そうに見ていた。 ヒドイわ、麻由。 、
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