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「はぁ…………ほら、早く食べて行かないと遅刻するぞ」
そういうと奈乃華は慌てて用意を始めた
「わわわっ、はやくはやく」
(うーん、この慌てっぷりは見てて飽きないなぁ………クス
…我ながらひどいなこりゃ…)
「もくもく……あっお兄ちゃん、ほっぺたにご飯粒が付いてるよ……取ってあげる」
そう言って奈乃華は雄太の左の頬に付いていたご飯粒をいきなりキスで取ってきた
ちゅっ
「ッ!おま、ちょ、何やってんだよ?!普通手で取るだろうが!何キスで取ってんだよ!」
雄太は頬を赤らめながら言う
「だって……キスしたかったんだもん………………」
(キスしたかったんだもん、で済まされる問題か――――!!どこの家庭で兄の頬にキスする妹がいるんだよ!!)
「はぁ、もっと何かしたい………………」
(何かってなんだオイ!?)
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