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流「松本･･･流鬼です。」
静まりかえった教室。
この学校でもまたいじめがあるの?
もう嫌だよ････。
先生「田辺くんの隣に座ってくれるかな?」
流「はい。」
「松本さん。ここだよ」
田辺って人のとこに足を進める。
「なんだよこいつ」
「キモいっつーの」
「きたねぇツラ見せんなって」
「吐き気すんだけど」
通りすがりに口々に言われる言葉。
皆笑ってる。
またいじめかな。
もう慣れた。
「なんかこいつくっせ」
「そりゃひでぇだろ(笑)」
もう、相手にしない。
髪が金髪なだけでこれ。
「おいおいこいつ無視だぜ」
席に座ってもまだ言われる。
先生も注意しないで。
「田辺戒っていうんだ。よろしくね。」
流「よろしく･･･」
ガラッ
「転校生どこ」
先生「そこだが･･･」
「こいよ」
前の学校の時と一緒だ。
すぐ呼び出される。
流鬼が通っていると、足を出してきた。
引っ掛けようとしてんだろ。
わかってる。
「やめろよ」
なんだよこいつは
なんか作戦を立ててるに違いない。
なんでこいつ鼻に布巻いてんだよ。
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