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「あれ? 市田じゃん!!」
拓朗 「寺西さん…!」
美保 「知り合いみたいね。」
寺西 「こんなとこで会えるとはね~! 元気してたか?」
拓朗 「はい…」
拓朗は先輩との再会だというのに、あまり乗り気じゃなかった。
寺西 「お前、まだ軽に乗ってんの!? いい加減クルマ買ったら~??」
拓朗 (ブチッ)「別にいいじゃないっすか。 人が何に乗ろうと。」
寺西 「へぇ~ そんなこと言うんだ。」
すると寺西という男は拓朗の胸倉をつかんだ。
寺西 「お前みたいに、軽自動車にしか乗れないようなビンボー人に、文句なんか言われたくないなぁ。 せめて普通車に乗れるようになったら出直して来いや。」
拓朗 「は? アンタにそんなこと言われる筋合いはないね。 俺らは俺らで楽しむために走りに来てんだよ。 別にどんな車に乗ってろうがカンケーないだろうが。」
寺西 「ほぉ、言ってくれるじゃねぇか! じゃあ、俺とバトルしろ。 それでお前が勝ったら好きにしろ。 その代り、お前が負けたら3人とも、2度とここに来んじゃねぇぞ。」
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