~第二話~

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――それからも、相変わらず顔を見るだけの日々が続いて… でも、一つだけ前と違う事が一つ。 名前がわかって、クラスがわかって… 学校で見かける事ができたのだ。 そこで、初めて気づいた。 藤井智也という人物はとても人気者なのだという事に。 年上、年下関係なく智也は人気があった。 その理由はその人当たりの良さや… 気配りの良さにあった。 『すごいなぁ…』 智也の周りには常に人だかりができていたから… 私なんかじゃ到底手の届かない人だという事はわかってた。 でも―― その僅か数ヶ月後。
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