15/15
前へ
/15ページ
次へ
  そこで、哀ちゃんは目を覚ましました。 頭がぼんやりして、どんな夢を見ていたのか、うまく思い出せません。 白っぽい夢だったとしか、覚えていませんでした。 哀ちゃんは窓を開けました。 今日雨が降っていたら、ママの傘に穴を開けてやろうと考えていました。 でも、なんだかもうイタズラをするのはばからしく思えました。 外は、とてもいい天気だったのです。 晴れ渡った空を見て、哀ちゃんは言いました。 「あ。しあわせの青」  E N D.  
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加