プロローグ

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「ホント優希(ユウキ)って羨ましいなぁ」 「だよねー!」 「えっ、なんで?」 「だってあんなカッコいい人がお兄さんだなんて!」 「別に格好よくなんてないよ」と苦笑いしつつも内心では呆れ返っていた。 嗚呼、彼女達は何も知らないからこんなことが言えるんだ。 兄貴がそんじょそこらにはいない『変人』である事を その兄貴を私がどう思っているかを 誰一人知る由もない
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