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「汝、ラツィオの名の元に我と契約せよ!」
そこに現れたのは鋭い牙、堅い鱗、巨大な体を持つモノ。
そう、ドラゴンである。
「ライカちゃんすごーい!」
「いいなぁ!」
上級召喚獣であるドラゴンを使い魔として召喚したことで生徒達のライカへの歓声は凄まじいものだった。
…ただ、2人の少年を除いては。
1人目の少年の名はアーク・フォルクス。彼が歓声をあげなかったのは、ただ『めんどくさかった』からだ。
そしてもう1人の少年、アーヴィン・ラオックスが歓声をあげなかった理由。それは、『アークの幼馴染み』のライカをよく思っていないからである。
「では次、アーク・フォルクス、前へ!」
アークは面倒だという表情を浮かべながら魔方陣の中に入った。
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