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「猫パンチの話はもう良いだろう」
「ねずみを１００匹捕まえた時の話の方が良かったでしょうか？」
「いやそうじゃ無い…、まあ良い話を進めるぞ」
ボスは猫たちの方に体を向き直し、気を取り直して話を進めた。
「さっき話した通り人間の態度が悪くなったのは我々が美猫だからだ。美猫なら可愛がられるはずだと思う者もいるだろう。しかし人間どもの間で近年奇妙なブームが起きている。ソレは…」
ソレは…？
猫たちはゴクリと唾を飲み込みボスの言葉を待つ。
「ブサイク猫ブームだ！!！」
にゃーーーー！！！？
猫たちはボスが急に大きな声を出したので、ビックリして皆ワッと逃げ出した。
が、すぐに戻って来た。
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