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「ブサ猫ブームとは何かと説明しよう。まずはコレを見…、灰色!おい、ドコへ行った灰色!」
ボスはキョロキョロして隣に居たはずの灰色猫を探した。
「にゃ!ボス何でしょう?」
灰色猫は何故かタコの滑り台の下にある穴の中からひょっこりと顔を出した。
「何故そこにいるんだ灰色」
灰色猫はヒョイヒョイと滑り台を登りボスの隣に座った。
「いえ、猫たちが急に逃げ出したので集め無くてはと思いまして。」
灰色猫は滑り台から落ちた時に着いたような土をしっぽで払い、すまして答えた。
「そうか。ではアレを皆に見せろ」
灰色猫はにゃあと返事をし、愛されブサ猫と書かれた雑誌の切りぬきを掲げて見せた。
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