Ⅰ ずっとあなたが好きだった

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平日のガストは夕食時にもかかわらず意外と空いていた。 内心あたしはほっとした。 あたしも中身は相変わらずコドモで、誰かに見られたら気まずくなるのかもと心配だった。 適当に注文してふたりでご飯を食べた。 あたしはパスタを頼み、ヤツはチーズハンバーグ(大盛り)おいしそうに食べていた。 本当に子供っぽい食べ方。 (本当に良く食べるなぁ。細いのに。どこに入るんだろ…) 細い目。 細い髪。 シャープな輪郭。 細い腕なのに筋肉は、しっかりついてる。 無器用なくせして細くて綺麗な指… あたしは見とれながら、憎まれ口を言い合いくだらない話ばかりした。 なぜかヤツは自分の話となると、あまり喋りたがらなかった。 今、彼女いるのかな? …と思ったし、聞きたかったけれど、聞けなかった。 でも・・・ 何だろう? 一緒にいて楽しいのにずっと違和感が消えない・・・・ この違和感は何だろう・・・
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