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「ってゆかー俺も同じなんだけどね」
そういってあいつは自販機に500円玉をいれていた。
「はぁ?つり銭切れとかありえんしー」
アイツの入れた500円玉は落ちてきた。
「悪ぃ!300円貸してくんない?」
ヘラヘラしてあたしの前に手を差し出してきた。
あたしはその手をちょっと力を込めてひっぱたいた。
「いってぇー!必ず後から返すってー!ねーえ、お願い!!」
少し頬を膨らませてヤツのてに300円を渡した。
「ありがとー」
ヤツはうれしそうにセブンスターのボタンを押した。
その間にあたしは自分のタバコに火をつけた。
緊張って言ったら変だけど、ドキドキしたままタバコを吸い込んだ。
(・・何を言ったらいいんだろう)
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