66人が本棚に入れています
本棚に追加
/89ページ
「もし何かあったらすぐ家に来な?
逃げていいんだよ。
警察にも相談出来るじゃん。
いっぱい解決法があるんだよ。
でも死んじゃダメ。
後悔してからじゃ遅いんだから。」
自然と口が動く。
沙新の目が輝き出したのが分かる。
沙新は私の大切な友達。
私は仕事を捨て
生きる希望を沙新に与えた。
「ありがと」
沙新は呟いた。
私は笑った。
つられて沙新も笑った。
感謝の言葉は心に暖かく染み渡る。
沙新の笑顔は安心する。
最初のコメントを投稿しよう!