第五話 鴨の企 青年との約束

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『はぁ~…何であたしがこんな目に……そりゃ、協力するって言ったけどさ~相手が相手だし??…それに…………』 「死ぬか消えるかどっちかに」 「寝首かけばーみたいな事を」 思い出される言葉。 どこか違和感がある…。 『……………着替えよ』 袴が濡れていないのは奇跡だ。風呂敷の中を見た所、月夜は上の着替えしか持っていなかった。濡れていたら着替えられない。 新しいさらしを見つけ、味噌汁がたっぷり染み込んださらしを外していく。 足元には脱ぎっぱなしの着物と新しい着物。外れていくさらしが落ちている。 『…芹沢さんの事もあるし、やっていけるのかなぁ…』 「ねぇ。これ源さんか…ら……」 新しい着物を拾いかけた瞬間、突然開いた障子からは沖田の姿が。 月明かりが部屋に射し、素肌の弥生をうっすらと照らした。 (…え…?!) .
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