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『……え…??』
原田の補足に驚いていると…
「おまけに土方さんに泣き虫野郎ー!!…って叫んでたぞ」
と、笑いながら後ろから永倉がからかってきた。
その言葉に弥生は慌てて永倉を見上げた。
『うそ!!?』
「うっそー!なぁっはっはっはっはっ!!ゴヘッ!!!」
腰に手をあて、涙目になるほど笑う永倉に高速の如く、弥生の拳がお腹に入る。
永倉は疼くまった。
「それはそうとさー…早崎、お前、ほんとに風呂に行った方がいいぜ??」
「確かにな…酒と味噌が混ざったにおいがすげぇ…」
苦笑いする藤堂と原田。
ショックを受けた弥生は永倉と一緒に疼くまった。
(未成年でお酒を飲んだ上に左之さんに臭いって言われるなんて…!!確かに味噌汁、被った時にもお風呂入ってないけどさ…!でも……!!お母さーーーん!!!)
ヨロヨロと起き上がり、ちらっと原田を見つめた。
この悲しい気持ちは、お湯と共に流そうと思う弥生は、早速聞いた。
「…??」
『……お風呂場ってどこ??』
「風呂は、風呂屋に行けよ。ここにはないぜ??」
原田からの信じられない言葉に弥生は固まった。
「俺が一緒に行ってやるよ!場所、知らねーだろ??」
「なら、平助と風呂、入ればいいじゃねぇか」
「うん!俺、さっき稽古してたから汗かいてんだ」
ハッと我に返れば、勝手にいろいろと決まりつつあっていた。
疼くまっていた永倉も起き上がり、無言で挙手している。
「…んだよ…??新八まで入んのか??」
『お、おれ!!風呂は一人で入りたい派なんだ!!!』
苦し紛れな言い訳…。
三人は弥生の大声にピタッと止まるも、すぐに笑い出した。
「お前っ、あはは!ガキか!!」
「残念だけどな~…いくらお前でも、男の裸なんざ………………」
馬鹿にする永倉の頭の中で、けしからん妄想が過ぎる。
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