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やり方は至ってシンプルまず、アンヘル呪紙にインヘルスパイスをまぶす、なんか魔女が作る料理みたい…次に柔らかいブラットクレイに身代わり人形を沈める…次にインヘルスパイスをまぶしたアンヘル呪紙をブラットクレイの人形に重ねる…下準備はこれで完了~♪…これって簡単なのかしら。
後は妖しげな呪文を唱えるだけ、すると……。
超純水の色違いみたいなやつができる、これでおまじないは成功らしい、クロエに聞いたところ太古の昔錬金術は悪魔の力として意味嫌われていたと言う諸説があるらしい。
その後はかくかくしかじかだそうだ。
クロエ「でね、今の状況だとウィムちゃんとロゼのフラグが立っちゃうの」
冷静に淡々と語るクロエ、ん、ちょっと待ってロゼとウィムが…なんですって
リリア「ウィムが私からロゼ取るなんてそんなことするわけないじゃない」
私はウィムを信じてる。
だけど、クロエの綴っていた話に僅かながら80%は動揺していた。
クロエ「…普通のウィムちゃんならね」
リリア「えっ」
このクロエの言葉をきっかけに残り20%ウィムを信じる気持ちが少しずつ崩れ始めた
クロエ「だって、今ウィムちゃん泣いているでしょ」
リリア「ええ、貴方のせいでね」
僅かながらに嫌味を混ぜておいた理由はちょっとした仕返し
クロエ「…ウィムちゃんみたいな意外とピュアな子ってね一度崩れると拠り所を求めだすケースが多いの」
リリア「…?」
クロエ「恋愛下手なお嬢さんにはちょっと難しかったかしら」
絶対嫌味だ、さっきの仕返しのつもり?無視されたと思ったけど倍になって返ってくるなんて…やっぱりクロエは敵にはまわしたくない人ね
クロエ「話を戻すね」
その後もクロエの話は約5分くらい続いた。
クロエ「…だから、フラグ立つ確率が高いの」
リリア「…クロエ、一緒にウィムを探すわよ」
ごめんねウィム私の20%の貴方を信じる気持ちはクロエの憶測と確信した表情に見事打ち砕かれた、そう今の私のウィムを信じる気持ちパーセンテージは-100%になっていた。
クロエ「ええ、めんどくさいな~」
リリア「もとわと言えばクロエ、貴方のせいでしょ」
クロエ「…その台詞二回目」
うっ、確かに
リリア「つべこべ言わずさっさと来る」
事実なのであまりたいしたことは言えない
クロエは嫌嫌ながらも無言でついてくる。
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