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「……。」
「パジャマじゃないし。」
「ファンが見たらがっかりしますよ?」
「大丈夫。おれ、カリスマだから。」
にこりと笑ったジュンスにチャンミンは軽く額を押さえた。
「分かりました。僕もお供します。」
説得して上着を着せるよりその方が早いと、チャンミンも靴を履く。
「早くしないとアイスがにげるっ!。」
歌うようにそう言って、先にサンダルに足を突っ込んでいたジュンスはドアを開けて走りだした。
「コンビニもアイスも逃げませんから……。」
少しうんざりしながらも、茶目っ気たっぷりな兄をほっとけないチャンミンは、軽い自己嫌悪にうなだれながら後に続いた。
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