乾燥室

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わたし、志島 春亜 洗濯するから籠に詰めた洗濯物を運んできた。 全部洗濯機の中に詰めてボールドの洗剤を多すぎるほど入れた。スイッチを入れてスタート。水が出てきてくるくる回りはじめる。 そういえば乾燥室に干しっぱなしの衣服がある。よく忘れてカラカラになってたり暑くなっていることが何べんもある。 完全消灯過ぎてるけど まぁ 入っていいかぁ。 完全消灯は12時。結構遅い。重いドアを開けて電気をつけた。あぁ 熱い。蒸し暑くないけど熱い。 たくさんの洗濯物がぶら下がっている。可愛い服とかブラジャー見るといいなぁとか。つい思っちゃう。干しっぱなしのカラカラ洗濯物を全部とり抱えるようにしてドアを開けようとした。 あれ・・・? 開かない!?目の前の洗濯物が邪魔で出来ないのかと思い下に洗濯物をおいて、両手でノブを回す。 白い物が落ちてきた。なんか 羽みたいなぁ~。 そんなこと気にせずドアを蹴った。鈍い音がしてびくともしない。 寒気がした。こんな熱い所にいるのに。変な声みたいな・・・ 「熱い・・・でしょ?」 驚いて振り返った。人なんていない。ここにはわたし1人のはず・・・ 流石に気味悪くて何か 叫びながらドアを開けれたことは 鮮明に覚えていた 朝になっても。 「ホントだって!!!めっちゃ怖かったんだでな!?」 「ホントだったら怖いけどあんた。夢でも見たんじゃねぇ?」 話をしてるのは同じクラスの神戸しな。 「でもうち前凜歌の霊見たから。アレの方が怖かったしぃ。」 名取凜歌は霊に取りついてるとか言われてる。普段、温厚で優しくて明るい子なんだけどなぁ。 「春亜?聞いてよウチの話しィ‼ 」 また始まった。しなの下らなく愚痴のパレード。 なんか最近変なんだけどなぁ・・・
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