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遠藤 美空。
顔写真があったと思われるところはボロボロに剥がされ半分に切れていた。
「知ってる人!?」
京が覗いた。
「春亜。この人・・・」凜歌が目を丸くして指さした。ゆっくりと頷く春亜。目つき、髪の毛の色 長さあの時、夜落ちていった人だ・・・きっと。
蓮がためらいなくその紙を持ち半分になった顔写真をよく見る。
「なんか 見たことある」蓮は中学からこの学校で最近の生徒なら面会は無くとも見たことはあるはずだ。「知ってんの?!」
「分かんない・・・」
蓮はどうでもよくなったみたいに紙を捨て戻して笑顔で 飯食いにいくぞぉ と手を上げて京と手を繋いで走っていった。
「変な奴・・・」
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