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「…どうした?傷が痛むか?」
ぽぅ…
青白い光がアサシンを包み込む。
微かに残った傷が完全に癒えるのを肌で感じながらアサシンは小さく首を振った。
「いえ…そうじゃないんです、ただ、私は人間じゃ…」
「ん…?」
「あっいえ…なんでもないです、ヒール…ありがとうございました。」
「……ああ」
何かを言いたそうな表情をするもののプリーストはそれだけぽつりと言い
「気にしなくていい…減るもんじゃない」
立派に精神力が減ると思うが、この聖職者にはそんなことすら感じない。
言葉をつなげた後、プリーストは懐から煙草を取り出して火を付けた。
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