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「翼【よく】さーん」
「翼せんぱーい」
「よ・・く…?」
遠くから聞こえる数人の声に、アサシンは困惑したように呟き俯いた。
数人の気配がどんどん近づいてくる。
声からして年下だろうか?足音はどんどん近くに集まってき、また気配も強くなった。
数人の一次職は翼と呼ばれたプリーストを取り囲み無垢な瞳でアサシンを見上げる。
「あぁ…どうした?」
「ううん、翼さんがいなくなったから探しに」
「ああ…そうか」
「知り合いですか?」
口々に言う一次職に発する翼の声を聞きながら、アサシンは表情を変えずに一歩後ずさる。
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