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それにしても…本当に目の前にいるのは先ほどと同じプリーストなのだろうか?
声色が全然違う、変わったのはそう…あの数人の気配が現れてから。
プリーストの気配事態は変わらない、だから先ほどのプリーストなのだろう。
だが、自分と話していた声色とはまるで違う、まるで、話している相手など興味のかけらもないとでもいいたげな…、そんな声色。
何人もはね除けるような…そんな声色だった。
「いや…知り合いじゃ…ねぇな」
冷たい…声を出すのもうっとおしいとでもいいたげな空気を漂わせ、翼は気力のない瞳で一次職を見下した。
慣れているのかびくりともせずに一次職はアサシンと翼を交互に見上げ首をかしげる。
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