盲目の天使【モウモクノテンシ】
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少しだけ…そう、お礼を言うだけだ。 あの人は命の恩人、ただそれだけだ。だから探すんだ。 そしてお礼を言ったら…きっと二度と関わることはないだろう。 そう自分にぶつぶつと言い聞かせ「探さなきゃ…お礼を言わないと…」 手に持った短剣を強引に服で拭き、鞘に収め立ち上がる。 「別に、礼なんていらねぇぞ?」 「!!!!!!!!!!!!!!!!?」
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