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寒い
夏の太陽が落ちた夕暮れの中で
教室に心地良い風が入ってくる
さむい
優しい風が私を撫ぜる
強くもなく弱くもない柔らかな風が今は私をひどく苛んでいる
サムイ
風が私と周囲を隔てる壁のように思えてくる
風はただ吹いているだけだのに
私は時々自分が周りの人と同じ空間にいるのか疑問に思ってしまう
私はここにいるはずだのに
ふと死んでみたくなる時がある
心残りになるとすれば
面白い本の続きを最後まで読めなくなること
あの人たちに会えなくなること
それだけ
誘惑がする
『死』はとても魅力的だ
何もかも終わってしまうから
誘惑が強い
『死』はとても魅力的だ
煩わしいことなど考えなくてすむから
魅力的だ
とても
とても
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