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「うわああああぁぁぁぁぁぁ!!」
俺は走っている
後ろにはサングラスをかけ、黒いスーツを着たSPっぽい人達が数十人…
「俺が何をしたっていうんだよぉぉぉ!?」
場所は倉庫の並んでいる埠頭だ
でも俺はこの埠頭がどこの埠頭かは知らない
どうやってここまで来たのかも知らない
SPっぽい人達に追われている理由も知らない
俺は必死の思いで逃げていたが運悪く右折した先は行き止まりだった
「ヤバい×881(ヤバい)」
思わず声が漏れていた
SPっぽい人達がジリジリと詰めよってくる
「あわわわわわ…」
1人のSPっぽい人が胸元に手をかける
「ま、まさか」
胸元から取り出されたものは殺傷能力に優れた黒い鉄の塊…そう、拳銃である
片方の唇の端を吊り上げたその男は人差し指に力を込める
けたたましい音とともに銃口が火を噴き、肉眼で捉えられない弾丸が俺を襲う
「うわああああぁぁぁぁぁぁ!」
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