序章 幕開け

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  オリバリア大陸で一番大きい国ラッカードは長い間平和だった。 国は戦争というものを知らずのんびりと年をとっていった。 しかし、ラッカードの次に大きい国、ゼオリルアがそんな時代に終止符を打った。 ゼオリルアは国土は広いものの面積の半分が砂漠で覆われていた。 さらにここ数年は不作で国自体が貧しくなっていた。 それに比べてラッカードは十分すぎるぐらい豊かだった。 広い国土は豊かな緑で覆われていて食べるものも多すぎるほどあった。 ラッカードの国王は野心家でもあった。 さらに広い国土を求めるのは当たり前だった。   かくして、物語の幕は開いた。
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