甲子園 決勝戦

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夏の日差しが強く照らす甲子園会場。そんなこんなでなんと無く決勝戦まで生き残ったツインスター学園。そこでは白々しくも、熱戦が繰り広げられていた。 「はぁ……はぁ……」 「大丈夫か拓! まさか持病が悪化したのか!」 「大丈夫だ。持病の花粉症はマスクでばっちり99%カットだ。例え肩が壊れようともしっかりベンチで応援する!」 マウンドで、流れる汗と鼻水を袖で拭い、心配そうなキャッチャームルスを安心させる。 「頑張れ! 後20アウト取ったら俺達の優勝だ!」 「そうだな、もう二回裏だもんな! ストライクを60投げるだけだもんな!」 マルスはキャッチャーミットを嵌め、ホームにウンコ座りする。 『バッターイチローに代わりまして、マリナーズイチロー』 なっなに!? 奴が帰ってきたのか! 前の試合まで便秘で欠場していたのに……やはりコーラックの力か! だが…………俺がかちゅっ!
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