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『さぁ九回表セーフティー学園バッターは拓君！ ピッチャーのイチロー君、モーションに入り軽く上に投げ……打ったぁあああ！ おっと拓君打ち返したぁあああ！ いや、イチロー君も打ち返し両者一歩も引かない打ち合いだぁ！』
『その間に二塁のムルス君三塁を廻りホームへ……おっと！ イチロー君が打球を変えムルス君に直撃、しかし拓君が地面に落ちる前に打ち返しドッチボールルールでアウトはまのがれた！』
『さぁ、かれこれニ十分打ち合いを続けています。放送も打ち切り、只今サザエさんが放送されています。じゃんけんまでに終わらせて貰いたいものです』
｢こなくそぉおお！｣
『おっと！ 拓君、死語を発しながら対決を無視して大きく打ち上げた！ しかし、距離が届かない。センターの内藤君が手を上げ……アッパーカット！ ボールは観客席に飛び込みホームラン！』
『なんだかんだでスリーアウト、ゲームセットォ。セーフティー学園夏の甲子園優勝ぉおおお！』
『ではヒーローインタビューです。拓君、今のお気持ちを……』
『………やりすぎました。反省はしています。すいません……プギャー！』
end
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