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「そういえばみんなは今年のバレンタインは誰かにチョコあげるの?」
地球時間2月13日15時53分 [私立聖祥大学付属小学校]に通うアリサ・バニングが友達に言ったこのなんて事の無い一言が後に激しい戦いのゴングになろうとは…その時誰も予想していなかった…
「バレンタインか~そういえばもうそんな時期だね~🎵なのはちゃんの家では今年も何かイベントあるの?」
同じ学校に通いアリサとは古くからの友人の月村すずかがアリサの質問を笑顔でスルーした…
すずかは何気に腹黒い娘で自分に不利な話をしようとすると決まって別の物に話を変えようとする…そしてこの場合おそらく今年も誰にもあげる予定がないから話をはぐらかそうとしているようだ…しかし
「ん~家のお店では毎年のチョコレートスイーツの特売はするよ~🎵私自身は今年はお父さんとお兄ちゃんの他にクロノ君やユーノ君や他にも沢山あげる人がいるから今年はちょっと大変かな…にゃはは🎵」
すずか同様にアリサの古くからの友人である高町なのはにことごとく話を戻されてしまった……「ねぇ…バレンタインって何?こっちの世界のお祭りかなにか?」
アリサ.なのは.すずかと同じ学校に通うフェイト・テスタロッサが困惑した顔で3人に訪ねた…フェイトはこっちの世界…つまりなのは達がいる次元世界とは別の次元…ミッドチルダと呼ばれる次元からつい最近になってある事情からなのは達の住む世界にやって来た少女である…
つまりこっちの世界の風習や記念日などはまったく知らないのである………
「何💦フェイト…アンタバレンタインも知らないの~?」
アリサが呆れたようにフェイトの前に立って言った…
「ご…ゴメン💦」
フェイトはまるで悪い事をしてしまった子供のような顔で謝ったがフェイトが[バレンタイン]を知らないのは無理の無い話だと言うのを知っているなのはとすずかはすかさずフォローに入った…
「仕方ないよ~💦フェイトちゃんはまだこっちの世界の事あんまり知らないんだからね~」
すずかの言葉にアリサが少しバツの悪い顔をした…
「あのねフェイトちゃん バレンタインってのは女の子が好きな人にチョコレートをあげる日なんだよ🎵」
なのはがフェイトにかなり簡単に説明した…
「好きな人にって…まさかなのははクロノやユーノの事が好きなの⁉」
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