バレンタイン作戦🎵

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フェイトは明らかに不満な目をなのはに向けた…なのはも流石に無理のある答えであった事は分かっているようでフェイトから目を反らしている… 「…なのは…お父さんはちょっと無理があるよ…そうじゃ無くてなのはの…その…大好きな人…を知りたいな…」 フェイトはなのはに顔を近づけて尚聞き出そうとする… 「え…えっとね~💦…あ‼おにぃ…」 「お兄ちゃんも駄目だからね🎶」 なのはの苦し紛れの答え[その2]もフェイトは完全に読んでいた…フェイトはなのはが言い切る前に笑顔でなのはの言葉を遮った… 「む~💦フェイトちゃん意地悪だ~💦」 なのははちょっと不機嫌そうな顔をしてフェイトを睨んだ…しかしなのはのそんな顔もフェイトにとっては可愛いくて可愛いくてなりませんでした… 「えへへぇ🎶…なのはって本当に可愛いね~❤」 今にもとろけそうな笑顔でフェイトはなのはを見つめている。 「ふぇ…フェイトちゃん?どうしたの💦顔が真っ赤だよ…」 「は⁉…あ…ゴメンゴメン💦…ちょっと考え事(妄想)しちゃって💦」 口の横からよだれを出しながらフェイトはようやく現実の世界に帰ってきた…そんなやりとりをやってる内にいつの間にか2人が別れる道まで来てしまっていた… 「じゃあね~フェイトちゃんまた明日~🎶明日はちゃんと好きな人教えてね~❤」 そう言ってなのは は早足にフェイトから離れた…これ以上好きな人について追求されるのを避けたようだ… 「あ…なのは…」 フェイトが呼び止める前になのは は全速力で逃げてしまった…1人残されたフェイトは仕方なく自分の家に向かって歩き始めた…しばらく歩いていたら前から車椅子に乗った少女と長い髪を2つの三つ編みでまとめた少女が向かってきた… 「あれ?フェイトちゃんやないか~🎶今学校の帰りか~?」 車椅子に乗った少女はフェイトに親しげに話しかけた… 「あ…はやて…それにヴィータも…うん…さっきまでなのはやアリサ達としゃべってたから🎶…はやて達はお買い物?」 フェイトに[はやて]と呼ばれた少女の名は八神はやて…ある事件がきっかけでなのはやフェイト、すずか、アリサの友達になった足の不自由な少女でいつも車椅子に乗って行動している…しかしその病気も最近では徐々に治り始めている… 「お~‼テスタロッサ‼お前知ってるか⁉明日は[ば~たれいん]ってチョコレートをいっぱい喰える日らしいぜ‼」 「う゛…ヴィータそれを言うなら[バレンタイン]だよ💦」
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