ボク少女ってある意味反則じゃないか

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昼飯も食べ終わり、オレは立ち上がった。 「さてと、ちょっと早いけど行くかな」 午後の授業は化学の合同実験の為、教室移動だったからだ。 しかも今週は週番であり、実験の準備をしなければならなかった。 「そんじゃ先に行ってるから」 「うん」 「それでは、また」 二人に声を掛け、化学室に向かう。 化学室は一年の校舎にある。 その為、一年の教室を通らなければ行けないのだ。 オレが通ると、ざわついていた一年生達は急に静かになる。 まぁ違う学年が自分らの校舎に来れば、当然な反応何だろうけど。 そんな事を思いながら、化学室に向かって歩いていると 「どいて、どいてぇ~!!!」 後ろから叫び声が聞こえた。 「ん?」 後ろを振り向くと同時に、声の主はおもいっきりタックルしてきたのだった。
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