お兄ちゃん

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初音はそんな妹を迷惑がることもなく、いつも優しく迎えてくれた。 「由衣が来てくれると、部屋が明るくなって楽しいよ。」 いつもそう言って笑ってくれた。 由衣はそんな兄の笑顔を見るために部屋を訪れていたのかもしれない。
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