香澄ちゃん

3/6
前へ
/45ページ
次へ
「それならお兄ちゃんの部屋に行ってみたら?」 由衣はそうアドバイスした。一人暮らしで不便な思いをしている初音のお世話をするように薦めたのだ。 香澄と名乗るその人はその言葉通りに今初音の部屋にいる。由衣は兄と二人きりを楽しむよりも兄の幸せを優先させたかったのだ。
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

118人が本棚に入れています
本棚に追加