お兄ちゃん
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「由衣、今夜は僕が一緒に寝てあげるよ。」 由衣の体調が悪いとき、初音はいつもそう言って一緒に寝てくれた。 由衣は大好きな初音が隣にいるだけで、安心して眠れたのだ。 「お兄ちゃん、ゆいのためにありがとう。」 「いいんだよ。お兄ちゃんはいつだって由衣の味方さ。」 由衣はそう言ってくれる兄が大好きだった。
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