呑み

11/11
前へ
/581ページ
次へ
さっき香織から「自宅は同じ方向だ」ということを聞いていたので僕はやる気満々で?帰ることにしました。 清算が終わり、お店の前に出たとたん、また飲みに行く先輩は店に向かい、同僚は帰る方向が真逆のため為「がんばれよ!」と言い残し帰って行きました。 僕らは会社の人たちと解散し、僕と香織は店の前に残され、ますます好都合になりました。 そんなチャンスを逃すわけにもいかず、香織にタクシーに乗って帰らない?と誘いました。 そう、僕はお酒の力を借りて誘いました。 まだ電車のある時間帯にタクシーを捕まえるのは簡単で、すぐに乗れ運転手さんに駅名を伝え僕はそこで降りるつもりでいました。 しかし一緒の時間を少しでも過ごすのでこの機会にせめて「もっと仲が良くなれればいいな~」ぐらいに考えていました。
/581ページ

最初のコメントを投稿しよう!

595人が本棚に入れています
本棚に追加