帰宅

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本当は所持金だけが降りなくてはならない理由ではなかったのです。 痛かったのです。 タクシーに乗っていたのは実質たったの25分位だったと思います。 そのうち少なく見積もっても香織の手を握っていたのは20分間位だと・・・。 あのまま柔らかい手をつなぎ続けていたら体の中心と言うか、一部が爆発?しそうだったという理由で降りたかったのと、膝に乗せた鞄の下で苦しんでる僕自身が痛がっていました。 鞄をどけ開放してやりたかったけど、鞄をどけて存在がバレたらただの変態だし・・・。 う~ん、凄い痛かったです~! 今思えば最悪だったのは赤外線のとき・・・。 顔が近くてそのまま僕は抱きつき、手を僕自身へ持っていこうさえ思ってしまいました~。 妄想は自由ですが書くとかなり変態ですね・・・。 彼女に会うときは心の準備が必要だとつくづく感じ、やはり僕には高嶺の花なのかな?なんて思ったりして・・・。 現実として嬉し過ぎるのになれていませんからね。 この先香織とどう接していいか分からなくなってしまいました・・・。
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