悪魔からの手紙

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雪を着拒した。 仕事が終わるとすぐにタクシーで帰った。 雪との接点がなくなってほっとした。 そんなある日、オレにも彼女が出来た。 名前は『唯衣(ゆい)』。 唯衣とは友達の紹介で知り合いオレが一目惚れ。 速攻でデートに誘って一回目のデートで告白。 奇跡ですね~。 はっきり言います! かわいいです。笑 唯衣の存在もあって雪の事はスッカリ忘れていた。 雪も他に好きな男でも出来てりゃいーな。 そんな事を考えていた。 が、雪はそんな甘い女じゃなかった。 ある日の朝、ポストに新聞を取りに行くと手紙が入っていた。 宛名も差出人も書いていないピンクの手紙。 オレは唯衣が昨日遊びに来た時に入れて言ったんだろうなと思った。 かわいいヤツだなと思いながら、部屋に帰りニヤニヤしながら手紙を開けた。 『うわ!!』 中を見た瞬間にオレは手紙を投げ捨てた。 手紙には大きな字で『まだ好き』と書いてあり下の方に『雪』と名前が書いてあった。 そんなバカな! 雪は家に来たこともないし部屋番号も教えてない。 オレはその日店を休む事にした。 心配してカズが家に来てくれた。 カズと話しあい、雪に電話して決着をつける事にした。
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