第一章 何気ない日々。

2/3
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
「う~ん…」 AM7:00起床。 ベッドから体を起こして、背伸びを一回。 「はぁ~…。今日も一日が始まるなぁ。」 いつもと変わらず、朝食を済ませたあと、歯を磨いて、顔を洗い、着替える。 30分後、家を出る。 「行ってきます。」 「行ってらっしゃい。」 妻の声だ。 結婚6年目。子供は6才の娘と4才の娘がいる。 いわゆる、デキちゃった婚で21才の時に結婚した。 付き合ってた時は約1年くらいで、実際結婚してから分かったことの方が多い。まぁ、結婚を急いで、結婚に至るまでのプロセスを通さなかったのだから、無理もないことだ。 「結婚したかったのか?」と、ふと問い掛けると、そうでもなかった自分が居たような気がする…。 だが、今は現実を見なければならない状況にあるわけだから、過去にそう思おうが、思わまいが、あまり感傷的にはならないのは事実だ。 通勤は車だ。田舎では(海の仕事が盛んな海岸添いの町に住んでいる)、車がなければ、とにかくひどい。バスも数十分待ち、汽車も数十分待ち。特に買い物をするのに、車を使わなければ、荷物運びが大変だ。 今、世界経済がどん底の状況にあり、田舎もその余波が、津波となっておしよせている。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!