超人強化計画進化論

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別に 何か 面白い事が起こる訳でもない…… 別に 何かを 起こそうとしている訳でもない……。 当面……いま目の前の問題は、 人が怖いんだ。 どうしようもなく『外』が怖いんだ。 怖くて怖くて仕方ないんだ。 別に『引き篭もり』という訳ではない。引き篭もりなわけがない、ちゃんと外には出るさ堂々と胸を張って悠々と我が物顔してタバコを吹かしながら友人の家に行ったりするさ。 人気の無い午前1時位からなら 「……………」 ただ知らない人達と狭い空間で居るのがダメだったり専門学校に通っていた時の学生達と一緒に教室に居ると変な汗が体中から撒き散らし胃がキリキリと音を立てて神経を突き刺す刺激で教室から脱出したくなるくらいのものさ!! 「………」 消えてなくなりたい。 キッカケは三年前の暑い夏の日。あの日は確かにまだ普通だった、でも道行く学生や買い物帰りのおばさんとかが―――――い~やそんな話。 あれから三年、オレは部屋の隅に居たりする。 自分を直視するのは痛い、痛すぎる……衛生面的にも宜しくない。でも時間が腐るほどあるから止まらない、自己分析能力の全国模試があったなら自己解析能力偏差値は70はくだらないであろう。 ヒャッホーイ!! 「………」 誰も居ない脳内で叫んでも何か変わるわけでもない。 「………」 頭が痛い。 慢性的に体の調子が宜しくない。 かの滝本竜彦氏が四年。 大山増達氏もその位山篭りをしていたな。 惜しい、あと一年あればオレもビールビン斬りができたであろう。 そして右手がビンの破片でザクロになって包帯をグルグルと巻いていたであろう。 そして思うのだ。 何やってるんだろう俺、消えてなくなりたいと願って思い切って窓を開け放ち二階からダイブ!したのはいいがふかふかの栄養満点の畑に落ちて軽い捻挫ですんで、先程までの殺る気がふかふかで栄養満点の畑に奪われ生きててよかった等と心の底から思っているおれ自身をぶち殺したい思いでいっぱいいっぱいおっパイ千パイな気分に打ちのめされるこの言い切れない言葉にならない慟哭を誰かの耳元で叫びたいが生憎そんな傍迷惑な事をかってでてくれる様な頭がお花畑かメルヘンボーイかレディース&ジェントルメンなヤツがその辺に見当たらないので許してチョンマゲと友人の頭の上でマゲをやっている俺の首を誰かスパッと切り捨ててチョンマゲ。
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