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ーしばらくすると、騒ぎ声が聞こえてきた
「ーホントなんだって!奈美もやんなよ!」
「え~…どうしよ~…」
そこには、いつも俺達が座るはずのテーブルから聞こえてきたー
「ね♪奈美♪高校生活"最後"の夏休み何だよ!思いで作りにさぁ~」
「…う‥うん…」
ー…ったくうるせー奴らだな…でも、ど~も聞き覚えがあるような気がする感じだ…
俺はふと、隣のテーブルに目をやったー
「……ゲッ!!?奈美!!」
思わず、大声がでてしまった!
「ん!?…和馬?…和馬でしょう!?」
そこには、小学校の頃に当時、俺の家の隣に住んでいた"吉永奈美"だった!
昔は男勝りで、近所でもなかなかの問題児扱いで、隣に住んでいたせいか、よくイジメられた記憶しかない…そんな女が目の前にいた
「ち!違います!人違いでは?」
動揺がかくしきれてない声色だ
「…何ごまかしてんの?バレバレだし!」
「…いえ…人違い…」
すると、また、空気が読めない健司が割り込んできた
「和馬?なんだ?知り合いか?紹介しろよ!かわいいじゃん♪」
「ヤッパリ和馬じゃん!何ごまかしてんの」
「えっ…いや…」
不意に健司が立ち上がった
「ど~も♪なんだかよくわかんないけど、何かの縁だし!そっちのテーブルに一緒にいい♪?」
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