3人が本棚に入れています
本棚に追加
/28ページ
そんな話をしながら俺らが歩み続けていたら、奈美の足が止まった!
「到着!!…」
「えっ!?到着って?」
「ん?…ここが今住んでるトコ!」
そう言うと、奈美は後ろを指差した…
「ほら!このマンションよ!」
「はぁ!!!このマンションか!」
俺は唖然とした…
「そうよ!…何よ!そのリアクションは!?バカじゃないの!」
和馬がそんなリアクションをとるのも当たり前かもしれない…なぜなら…ー
「そんなリアクションはするよ!だって俺の家はソコだから!」
俺は自分の後ろを指差して、奈美に言った!
「はぁ~!?和馬!家変わったんだ~!?しかも、目の前じゃん!」
なんと、つくづくツイテないんだろ!よりによって、和馬家の目の前に隣接するマンションに、奈美は住んでいたのだから!
「…マジかよ!」
「はははっ…よかったじゃん!いつでも遊びに行けるじゃん!はははっ…」
ーはぁ~…オォ"神"よ!私にまた、試練を与えるのですか!?"神"よ…
「和馬!な~にブツブツ言ってんのよ!?」
「はぁ~…別に!」
「ワタシ帰るから!頼むわね!例のサイトの事!分かった!」
「あっ…オウ!任せとけ!」
「なら、また連絡するね♪バイバーイ♪」
「オっ…オウ!」
俺は軽く左手をあげた…
そして、和馬は、自分で自分の事を慰めるように、自分の家に帰って行った…
最初のコメントを投稿しよう!