業
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目が覚めたら質素な部屋にいた。 どこかは分からない。 確かに僕は死んだ 死んだはずなのに生きている。 少し悲しかった。 「お、起きたかね」 初老のお爺さんが部屋に入ってきた。 返事はしない。 ・・・というより出来なかった。 「運が良いのう、明智討伐の賊に襲われたようでの 道に倒れていたところを わしの息子が助けて連れてきたのじゃ」 戦国時代に 新しい薫風がさらさらと。
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