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「ったくしょうがねぇな。見せてやるよ。べ、別に、お前のためにやってきてるわけじゃ無いんだからなっ!」
「今回はツンデレか?」
「はっは。我ながらキモイぜ」
渋々見せて、適当な軽口を言うのも、いつものことなのだ。
そんなわけで、俺は、あの娘のことはすっかり忘れてた。
かなり普通な学園生活を送ってて、もしかしたら、やっぱ自分が無駄に待たされただけか、なんて思い始めた頃。
あの届かなかったメールが、決して間違いでは無かったと言える出来事が、この日に起こる。
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