笑顔…

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『何か言いよった!?』 『アイツ美味いって言いよったばい!』 『もちろんほとんどオニギリが食べたよね?』 『いや~④の方が食べたんやないかなぁ~。』 『殴り込みに行っていい?』 『アイツ寝た…ワラ』 『スィーツ野郎めッ!』 『まっいいやん!アイツ美味そうに食べてたし、お前も嬉しかったやろぅ!?』 …違うッ …違うよ。 何で私の気持ちに気付いてくれないの? その夜、オニギリからメールが来た。 『俺の事どぅ思っとる?』 はっきりと好きっては言えなかった… 『アンタの笑顔はウチの元気の源になる。やからアンタはウチにとって大切な存在って思っとる。』 『ゴメン、その期待には答えられん。やっぱオマエは友達てしか見れん。そがん簡単に好きな人作らんがいいて思う。男の信用失うばい』 そぅ言われたとたん私の怒りが出てきた。 『意味分からん、ウチは簡単に人を好きになるような軽い女やなか。アンタの事も本気やったんやぞ!なめんなよ。』 確かに、小さなトキメキはよくある。『カッコイイ…』『こんな人と一緒にいたら幸せそう…』『マジ可愛い…』なんて思うのは多々ある。 でも、心の底から好きになった人なんて指で数え切れるくらい…。 なのに、何であそこまで言われなくちゃいけんの? 怒りは頂点まで達していた。
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