5人が本棚に入れています
本棚に追加
『何か言いよった!?』
『アイツ美味いって言いよったばい!』
『もちろんほとんどオニギリが食べたよね?』
『いや~④の方が食べたんやないかなぁ~。』
『殴り込みに行っていい?』
『アイツ寝た…ワラ』
『スィーツ野郎めッ!』
『まっいいやん!アイツ美味そうに食べてたし、お前も嬉しかったやろぅ!?』
…違うッ
…違うよ。
何で私の気持ちに気付いてくれないの?
その夜、オニギリからメールが来た。
『俺の事どぅ思っとる?』
はっきりと好きっては言えなかった…
『アンタの笑顔はウチの元気の源になる。やからアンタはウチにとって大切な存在って思っとる。』
『ゴメン、その期待には答えられん。やっぱオマエは友達てしか見れん。そがん簡単に好きな人作らんがいいて思う。男の信用失うばい』
そぅ言われたとたん私の怒りが出てきた。
『意味分からん、ウチは簡単に人を好きになるような軽い女やなか。アンタの事も本気やったんやぞ!なめんなよ。』
確かに、小さなトキメキはよくある。『カッコイイ…』『こんな人と一緒にいたら幸せそう…』『マジ可愛い…』なんて思うのは多々ある。
でも、心の底から好きになった人なんて指で数え切れるくらい…。
なのに、何であそこまで言われなくちゃいけんの?
怒りは頂点まで達していた。
最初のコメントを投稿しよう!