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…電話がかかってきた。
しかし、誰とも話す気になれずかけ直しもしなかった。
学校も休んだ。
バイトも休んだ。
しかし、私の涙だけは止まってくれなかった。
一週間、二週間、三週間、時間だけが過ぎていく。
私の中は暗闇。
まるで、枯れ葉のようにカラカラで今生きる事だけを思って毎日を過ごした。
時が経てば忘れれる…
毎日が楽しくない。
一時期は変な事まで考えた時もあった。
私が死んだら…
私が死んだら④クンの事忘れられる。
毎日透明人間になって④クンの側にいられるかも…。
今思えばバカバカしぃ話だけど、本気でそう思った。
でも、この19年間を振り返り死ぬのも出会った人達を悲しませる事になるし、ましては親には19年間大切に育ててもらった大事な体と命をアイツの事だけで捨てるわけにはいかない。
そぅ思い今ココにいるのである。
やっと気持ちも落ち着いてきて、毎日を楽しくすごせれるようになったある日の事だった………。
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