笑顔…

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笑顔…

オニギリのあの笑顔が頭から離れず、毎日オニギリの笑顔を思い出しては嫌な事も、辛いことも消す事が出来た。 オニギリの笑顔は元気の源だった。 あの夜、私はオニギリのアドレスを聞いていた… そして、メールを送り話がどんどん膨らみ気付けば深夜の2時は毎日の事だった。 私はオニギリと普通に話せる仲だったし、好きなアーティストも同じ、服装も似たような感じと言われる程だった。 そんな言われると、こっちの気持ちも大きくなるに決まってる…。 案の定、私は気付いたらオニギリが好きになっていた。 数日後… 学校で調理実習があり、お菓子を作った。 私は一つも食べなかった。 オニギリに持って行きたかったからだ… 授業が終わり、昼休みの時間になり、私はオニギリの家に突っ走った。 オニギリも昼休みだったらしく、ラッキーなことに家にいた。 『コレさっき作ったけん食べて!!』 『マジ!?よかと?ってか自分食べた?』 『いやぁ~』 『食べんでよかと?』 『アンタに持って来たんやけんアンタが食べやん!ソレに食べたら太るし!!』 『ハハハッ』 『笑うなッ』 『分かった分かった。オイが食べるって!』 『じゃぁ、学校始まるけん行くたい!』 『うん。』 それから、数分後オニギリは作ったお菓子を食べたのだろう…。 『マフィン美味かったばい!』 『マジ!?そぅ来るて思ったばい。』 『④も来てたから食べたばぃ!』 『は?』 『アイツ、オマエが作ったやつばぃ!って言っても食いよった!』 その時、半面複雑で半面嬉しかった…。
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