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一人の青年と一匹の白ネコが走っていた
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「はぁ・・・はぁ・・・」
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「・・・はぁ・・・さすがに・・・巻いたか・・・?」
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「・・・そのようですね」
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「・・・ふぅ・・・シロ、無事か・・・?」
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「むぅ・・・ぬこたんをなめないでください」
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「というか、わかっているのに聞かないでくださいよ・・・」
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「はは・・・ばれたか」
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「・・・あれは無事ですか?」
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「ひどっΣ( ̄△ ̄)俺の心配は??(TωT)シロちゃ~ん(ノT―T)ノ」
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「はぁ・・・冗談はいいですから」
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「もう!つめたいんだから( ̄へ  ̄ )」
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「・・・あるよ、ここにちゃんと」
青年はHDを胸のポケットから出しひらひらと見せ、その場に寝ころんだ
シロと呼ばれたしゃべるネコは青年の上に座り
シロ
「ふぅ・・・お疲れ様です、楠」
と優しい声で、それに応えるように
楠
「まかせとけ」
青年、楠は微笑んだ
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