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~それから10数分後~
「お疲れ様です~。」
とさっきパタパタと走っていった美來が制服姿で戻って来ると、美來が1人だったので衛司が
「もう1人は?
樋口も朝だったろ?」
と言うと、美來は
「ああ、閖っちは何か電車の遅れで、10分くらい遅れてくるってメ-ルがさっき来ました。」
と言うと、悠樹が
「衛司、こっち手伝ってくれ-。」
と奥から悠樹の声がしたので、衛司が
「ああ、すぐ行く。」
と言って、美來も
「あ。
店側の開店準備も早くしないと!!」
と店側の開店準備と棚にあるパンをトレ-に入れ、陳列していっていると、
「ごめん!!
すぐ着替えて来るから!!」
とバタバタともう1人の販売員の女の子が走って来たので、美來が
「早かったね-。
あと5分くらいは遅れて来るかなって思ってたけど。」
と言うと、閖歌が
「あのメ-ルの後、すぐに電車が来たから走ってきた!!」
と言って、バタバタ走って事務所に行ってしまい、5分もしない内に制服に着替えて来たので、
「あ、早着替えと移動の新記録。」
と呑気に美來が言うと、閖歌が
「もうすぐ開店時刻だし、パンもスライスしないとね。」
と言っている内に、店側の開店時刻になり、最初のお客様が来店したので、
「「いらっしゃいませ―!!」」
と2人が行った後、店はワイワイと賑やかになり、バタバタとし始めました。
そう、この時はまだ知るはずもないでしょう。
この時から少し時間がたった頃、あんな事件が発生するなんて事は――
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