第1話

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~それから10数分後~ 「お疲れ様です~。」 とさっきパタパタと走っていった美來が制服姿で戻って来ると、美來が1人だったので衛司が 「もう1人は?  樋口も朝だったろ?」 と言うと、美來は 「ああ、閖っちは何か電車の遅れで、10分くらい遅れてくるってメ-ルがさっき来ました。」 と言うと、悠樹が 「衛司、こっち手伝ってくれ-。」 と奥から悠樹の声がしたので、衛司が 「ああ、すぐ行く。」 と言って、美來も 「あ。  店側の開店準備も早くしないと!!」 と店側の開店準備と棚にあるパンをトレ-に入れ、陳列していっていると、 「ごめん!!  すぐ着替えて来るから!!」 とバタバタともう1人の販売員の女の子が走って来たので、美來が 「早かったね-。  あと5分くらいは遅れて来るかなって思ってたけど。」 と言うと、閖歌が 「あのメ-ルの後、すぐに電車が来たから走ってきた!!」 と言って、バタバタ走って事務所に行ってしまい、5分もしない内に制服に着替えて来たので、 「あ、早着替えと移動の新記録。」 と呑気に美來が言うと、閖歌が 「もうすぐ開店時刻だし、パンもスライスしないとね。」 と言っている内に、店側の開店時刻になり、最初のお客様が来店したので、 「「いらっしゃいませ―!!」」 と2人が行った後、店はワイワイと賑やかになり、バタバタとし始めました。 そう、この時はまだ知るはずもないでしょう。 この時から少し時間がたった頃、あんな事件が発生するなんて事は――
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