11人が本棚に入れています
本棚に追加
~事件発覚の30分前(午前8時30分前後)~
客足が落ち着き、バタバタと動いていた販売員の2人は溜まってしまっていたトレ-やトングをせっせと片付けていると、店のドアが開いたので、先に気付いた美來が
「いらっしゃいませ」
といつもの様に言うと、店内に入ってきたのはこれから入るサンド室の従業員だったため、閖歌が
「あ、お疲れ様です-。」
とガチャガチャとトレ-を食洗機から出しながら言うと、入ってきた従業員の帆邑だったので、帆邑が
「いらっしゃいました♪」
と微笑いながら言うと、美來が
「帆邑さんでしたか―。
お疲れ様です―。」
とスライサ-を動かしていた手を止めて顔を上げて言ったので、帆邑は
「2人もお疲れ様。」
と言って、事務所へ行き、少ししてから
「あ、帆邑さん、少し待った!」
といつの間にかもう1つの広い方の事務所に行っていた浪乃達2人が戻ってきていて、浪乃が帆邑に声を掛け2人で店内にある事務所へ行ってしまった後、
「あ、江原店長は来られてましたか?」
と美來が、中での作業に戻っていた谷原に言うと、谷原は
「まだ来てなかったな。
あっちにあいつの制服がまだ掛かったまんまだったからな。」
と言ったので、美來が
「それなら、店長が来てからでいいですね。
浪乃さんはあと少ししたら帰ってしまいますから、これの日付確認は店長に頼みます
ね。」
と言って、また作業に戻った直後、
「お疲れ様で―す!」
ともう1人のサンド室の従業員の槻乃が来たので、2人が
「「お疲れ様で―す!」」
と言ったと同時に槻乃も、その声を聞いて早々に事務所に入って行ってしまいしました。
そして、サンドの2人が来た直後に、再び客足が増え、2人はバタバタと接客に追われ始めました。
そう、もう1つの事務所でこの時には、すでに事件が発生していた事なんて知らずに――
最初のコメントを投稿しよう!