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悲しみ
僕が恐れたものは
周りにはどうでもいいことで
見えてるものが 見えなくなったふり
わかることを 分からないふり
そうやって僕は
嘘をつき始めた
だって 自分が持ってる力なんて
所詮この世には 通用しなくて
なんのために生きてるのか
なんのために勉強するのかも
教えられてないまま
自由がほしいと
テレビの中の人はわめく
だけど僕は
自由になったらなったで
何をしていいかわからなくなって
きっと一人で寂しく死ぬのだろう
ひねくれた思考の中で
誰かが傷つこうとも
恐怖感が消えない間は
僕は人に優しくできないだろう
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